呼吸する風景 1999

うたたねみかん

2009年09月15日 12:57

引っ越しのごたごたの中、

いろんな忘れていたものが出てくるのは楽しい

今日はこんなの。







武蔵野美術大学で現主任教授をされている長沢秀之先生が

1999年(大学3年、の時かな?ずいぶん前だ^^)に

埼玉県立美術館でグループ展をされた時、観に行ったので購入した図録。




風景をテーマに作品を作っている作家さんを集めた企画3人展

長沢先生の作品もすごく素敵だったのだが、

わたしが特に強烈に印象に残ったのは 

佐藤時啓さんの作品

モノクロームの風景写真の中に

光の玉や光の筋が、まるで命を持っているように、

集まり、浮遊し、列をなし、

風景の中にとけ込んでいる。


作品


なんだかとても、詩的な光景にも見えるし、

あの世とこの世の狭間のような、そんな感じもする。

とても静かで、なぜか力のある、

希望を感じさせるような不思議な世界だった。

光という存在の性質が、そう思わせるのかな。



そうそう、最近光を使った作品、pikapikaで話題のトーチカさんたちにも通じる。

あの人たちはもっとポップだけどね。



この、佐藤時啓さん、

芸大の教授なんですね。

またいつか、佐藤さんの作品に、

長沢先生の作品にも、お目にかかりたいなぁ










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