みかんのきせき

東京に出たついでに、
気になっていた展示を観に行ってきました〜

新宿は京王線初台駅すぐの、
東京オペラシティアートギャラリー

ここは現代アートを多く取り扱ってる美術館？ギャラリー？で、
今回は
『鴻池朋子（こうのいけともこ）展　インタートラベラー神話と遊ぶ人』
という展示。

以前インターネットでたまたま見かけて、
なんだかとても気になっていたもの。

実際に観てみて。。。。。
やっぱり良かった

決してわたしの好みの世界ではないのだけれど、（色とか、モチーフとか）
とにかく、感覚にダイレクトに訴えかけるような、
強いエネルギーで満ちていました。

手描きの作画によるアニメーションに始まり、
映像作品、インスタレーション、と手法もさまざま。

途中、うっっ、と思わず硬直してしまうような衝撃的な作品もありましたが
（オオカミの獣そのままの作品とか。。いっぱいぶらさがってた。。）
全体を通じて、不思議な世界観と深く果てしないイマジネーションの世界、
それを支える高い描写力、
自分や自分以上のものを投げ出すかのような奔放な表現力、
観る側はその圧倒的な世界観に飲み込まれ、
ただただ引き込まれてゆく。。。

全体的な展示の構成も面白くて
観客が想像力の旅人（トラベラー）になって作品を鑑賞しながら、
引力の出発点であり、地球の中心である心理的な深度6400kmを目指す、というもの。（意味わからないでしょう、、ここからもう鴻池さんの世界がはじまっています）
展示会場全体が、世界の成り立ちを示していて、そこに思いっきり鴻池さんの想像力を注ぎ込んだという感じ。
きっと作っている本人も自分がこれからどこにいくのか、
どこに向かっているのか、わかっていないんじゃないかなぁ、、
想像力の限界を常に試しながら、鴻池さん自身が
自分の中に存在する想像力の世界＝宇宙をトラベラーになって旅している、、
というのがわたしの印象でした。

人間ひとりの中に潜む宇宙って、
こんなに広くて深くて、果てしないものなのかなぁ。。
と考えさせられるような、
衝撃的な展示でした。

描いて描いて、気付いたら宇宙の、生命の深淵なるものに、手が届いていた、
という感じ。
わたしはすごくいいなと思いました☆

興味のある方は、９月２７日までやってますので
ぜひ観に行ってくださーい♪
９月７日（だったかな。。。）サイン会あるみたいですよん





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