2009年10月20日
ちひろ美術館
東京に行ったついでに、空いた時間で
“ ちひろ美術館・東京 ”
に行ってきました〜♪
言わずと知れたいわさきちひろの美術館。
ここはずっと気になっていたくせに、
逆に避けていた場所でした。
なぜ避けていたかというと、、、
あまりにポピュラーで美術的でない、という思い込みと、
(じゃあ美術って言ったなに?!とか美術的でないものは行かないの?という感じもしますけど。)
あともうひとつ、
いわさきちひろという人に
勝手に自分と似たところを感じ、
なんだか見るのが怖かったんですよね〜。
自分の中にあるものを見にいくような気がして、
向かい合う勇気がなかった。
パンドラの箱を開けるような、
気分だったのかな。。。
でも、
最近子どもをテーマに絵を描いていたりして
やっぱり見ておきたいな、という気持ちが強まり、
見に行ってきました〜
場所は
東京練馬区下石神井。
西武新宿線上井草駅から徒歩7分と、
西武線のヘビーユーザー(笑)だった私としては
親近感を抱かせる場所♪
ひょろひょろ長い、
商店街のような住宅地のような路地を通って
新青梅街道をすこし歩いて行きました。
(後から調べたら、この行き方じゃない方が近いみたい〜)
ここはちひろが肝ガンで亡くなる前(享年55歳)
最後の22年間を過ごしたところで、
ちひろの死後、
絵の印税と、ファンたちの寄付によって
1977年に建てられたそう。
1977年って私の誕生年だ。。。
こういうのでまたご縁を感じる。
なんでもこじつけ大好きなわたし^^
建物自体は割とこじんまりしていて
すごく見やすい展示量だった。
カフェでのんびりの人もたくさんいて
いい空気に包まれてましたよ。
そして
展示を観ながら、気付いたことがある。
私のイメージだと
子どもモチーフの絵って
だいたい笑っていたり
楽しそうに、アクティブに、大胆に、
元気にしている場面が浮かぶのだけど、
そのイメージを裏切って
ちひろの描くこどもの絵には
笑ってないものが多い。
だが、無表情とは全く違っていて、
たしかに表情に大きな動きはないが、
なんというか、
表情を押さえることで、
逆にその子どもの存在感を引き立てているのだ。
素の表情というか、意思のある顔をしている。
そしてどんな描写も
こどものいい部分、純粋でまっすぐで、
一瞬に生きているその生き様が
すごく良く表れている。
わたしが想像していた
はかなく、やわらかく優しい
ふわふわした世界とは違った。
ちひろは子どもを丸ごととらえたし、
存在そのものの姿を描いていると思う。
そして、すべてのこどもの絵の根底に、
ちひろの、子ども(これは世界中の子どもを含んでいる)に対する絶対的な愛情が
静かに、でも強く流れていることを思い知った。
ちひろの絵は思ったより骨太だった。
ちひろの、目を塗りつぶす手法の意味は
あえてそうする事によって、
子どもの存在そのものの美しさを
表したかったのではないかと思う。
はにゃー
勉強になりました
わたしもあんな風に、
子どもをとらえていけたらなぁと思う。
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“ ちひろ美術館・東京 ”
に行ってきました〜♪
言わずと知れたいわさきちひろの美術館。
ここはずっと気になっていたくせに、
逆に避けていた場所でした。
なぜ避けていたかというと、、、
あまりにポピュラーで美術的でない、という思い込みと、
(じゃあ美術って言ったなに?!とか美術的でないものは行かないの?という感じもしますけど。)
あともうひとつ、
いわさきちひろという人に
勝手に自分と似たところを感じ、
なんだか見るのが怖かったんですよね〜。
自分の中にあるものを見にいくような気がして、
向かい合う勇気がなかった。
パンドラの箱を開けるような、
気分だったのかな。。。
でも、
最近子どもをテーマに絵を描いていたりして
やっぱり見ておきたいな、という気持ちが強まり、
見に行ってきました〜
場所は
東京練馬区下石神井。
西武新宿線上井草駅から徒歩7分と、
西武線のヘビーユーザー(笑)だった私としては
親近感を抱かせる場所♪
ひょろひょろ長い、
商店街のような住宅地のような路地を通って
新青梅街道をすこし歩いて行きました。
(後から調べたら、この行き方じゃない方が近いみたい〜)
ここはちひろが肝ガンで亡くなる前(享年55歳)
最後の22年間を過ごしたところで、
ちひろの死後、
絵の印税と、ファンたちの寄付によって
1977年に建てられたそう。
1977年って私の誕生年だ。。。
こういうのでまたご縁を感じる。
なんでもこじつけ大好きなわたし^^
建物自体は割とこじんまりしていて
すごく見やすい展示量だった。
カフェでのんびりの人もたくさんいて
いい空気に包まれてましたよ。
そして
展示を観ながら、気付いたことがある。
私のイメージだと
子どもモチーフの絵って
だいたい笑っていたり
楽しそうに、アクティブに、大胆に、
元気にしている場面が浮かぶのだけど、
そのイメージを裏切って
ちひろの描くこどもの絵には
笑ってないものが多い。
だが、無表情とは全く違っていて、
たしかに表情に大きな動きはないが、
なんというか、
表情を押さえることで、
逆にその子どもの存在感を引き立てているのだ。
素の表情というか、意思のある顔をしている。
そしてどんな描写も
こどものいい部分、純粋でまっすぐで、
一瞬に生きているその生き様が
すごく良く表れている。
わたしが想像していた
はかなく、やわらかく優しい
ふわふわした世界とは違った。
ちひろは子どもを丸ごととらえたし、
存在そのものの姿を描いていると思う。
そして、すべてのこどもの絵の根底に、
ちひろの、子ども(これは世界中の子どもを含んでいる)に対する絶対的な愛情が
静かに、でも強く流れていることを思い知った。
ちひろの絵は思ったより骨太だった。
ちひろの、目を塗りつぶす手法の意味は
あえてそうする事によって、
子どもの存在そのものの美しさを
表したかったのではないかと思う。
はにゃー
勉強になりました
わたしもあんな風に、
子どもをとらえていけたらなぁと思う。
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Posted by うたたねみかん at 09:12│Comments(4)
│art
この記事へのコメント
ちひろ美術館は東京にもあったのね^^
長野の白馬にもあって、そこには何度か訪れたことがあったので、
嬉しい情報でした。
私はどことなく、悲しさとかはかなさみたいのも感じるんだけど、
全体を包んでいるのは愛なんだな~って、想いながら当時見ていたよ。
東京にも今度行ってみよっと!
長野の白馬にもあって、そこには何度か訪れたことがあったので、
嬉しい情報でした。
私はどことなく、悲しさとかはかなさみたいのも感じるんだけど、
全体を包んでいるのは愛なんだな~って、想いながら当時見ていたよ。
東京にも今度行ってみよっと!
Posted by BAッKA~ン☆トモ子 at 2009年10月22日 18:36
自分もともちゃんたちと長野のほうは行ったことあったな~。確かに、儚さみたいなのは感じさせるとこだったな
Posted by はにまる at 2009年10月24日 21:14
BAッKA~ン☆トモ子ちゃんへ
ともちゃん、お返事コメント遅くなってごめんね!
そうなんだよね〜長野にもあるんだよね!
白馬は場所にもすごく恵まれていそう〜♪
すてきなところなんだろうね^^
うん!東京もぷらっと行くにはちょうど良いところだと思うから、
ぜひ行ってみてね〜!
わたしは白馬にいきたいな。
ともちゃん、お返事コメント遅くなってごめんね!
そうなんだよね〜長野にもあるんだよね!
白馬は場所にもすごく恵まれていそう〜♪
すてきなところなんだろうね^^
うん!東京もぷらっと行くにはちょうど良いところだと思うから、
ぜひ行ってみてね〜!
わたしは白馬にいきたいな。
Posted by うたたねみかん at 2009年10月26日 15:52
はにまるくんへ
そうだったんだ〜♪ともちゃんたちとみんなで行ったのね!
ちひろさんて、戦時中も子どもの絵を描いていた人みたいだから、
なんというか、子どもの生命力と、亡くなってゆく人々をみて
儚さや真摯なきもちが表現されていたのかもしれないな〜と思う☆
そうだったんだ〜♪ともちゃんたちとみんなで行ったのね!
ちひろさんて、戦時中も子どもの絵を描いていた人みたいだから、
なんというか、子どもの生命力と、亡くなってゆく人々をみて
儚さや真摯なきもちが表現されていたのかもしれないな〜と思う☆
Posted by うたたねみかん at 2009年10月26日 15:57